コツさえ掴めばホームカラーもあり!失敗しないセルフカラーテクニック!
いつもありがとうございます。笹芳です。
今日はホームカラーについてのお話です。
今や、ドラッグストアなどたくさんの種類のヘアカラー剤が並んでいます。
いろんなタイプがあって、どれを使ったら良いのか悩んでしまいますが、
キレイに染めるには、まずは、【自分の髪質】を把握する事が重要です!!
【かたい髪は染まりづらく、柔らかい髪は染まりやすい性質】があります。
自分の髪質を見極めて、カラーを塗ったあとの放置時間を調節するのもポイントです。
そして、【塗布量】。
塗布量が多いと染まりやすく、少ないと染まりづらくムラになったりします。
次に、【温度】も大事です。
地肌に近いと頭皮の温度で早く染まり、温度の低い襟足や側頭部は染まりが遅いです。
そして、室温も寒いと染まりが悪くムラの原因になります。
以上の事を意識するだけで上手にセルフカラーができます。
そして、どのタイプのカラー剤を選んだら良いかという点ですが、
僕の見解としては、
【ムースタイプ】
◎髪の毛になじみやすいので短時間で塗布できる。
◎ムラが少ない。
○髪の多い方、髪が長い方、細い方にオススメ。
△水分量が多いので、白髪染めにはクリームタイプに比べてやや弱い。
【クリームタイプ】
○種類が豊富なので、希望のカラーに近づけやすい。
◎根元や生え際などの部分染めに適している。
◎塗布量をコントロールしやすいので、白髪染めに効果的。
△慣れていないと、全体を塗布する時間がかかりムラになりやすい。
と、いう感じです.
普段サロンで染めているカラーと、極端に違う色味や明るさのカラーさえ選ばなければ、
なんとかキレイにプリンもなじんだり、毛先の色と自然に繋がったりすると思います。
最後にセルフカラーの手順を説明します。
1.準備
・脱ぎやすい洋服に着替え、首にタオルやケープをかけます。肩にラップをかけてもOK。
・床にも薬剤が落ちやすいので注意!
・アクセサリーは薬剤で変色等の恐れがあるので外します。
・耳はカラー剤が着きやすいのでイヤーキャップ(ラップと輪ゴムでOK!)などでカバー。
・顔周り、襟足の生え際は、コールドクリームを塗ります。
2.塗布
・1剤と2剤の混合液の場合はしっかりと混ぜます。(混ぜが甘いとムラの原因になります!)
・部分染めの場合は、白髪の目立つ分け目や、顔周りから塗布。(短い毛や白髪が浮き立ってしまう場合は上からティッシュ等で抑えると良いです!)
・ショートヘアーの場合は染まりの遅い、襟足や、側頭部から塗布。
・頭頂部は温度があり、明るくなりやすいので塗布量に気をつける。(白髪染めの場合は先に塗っても良い!)
・後頭部は上下左右に何パネルかに分け素早く大まかに塗布します。(粗歯のコームがあればいろんな方向からとかして馴染ませる)
・髪が多い場合や、長い場合は手で握るようになじませます。(明るくダメージのある毛先は水やトリートメントなどを着けてから薬剤を塗ると良いです!)
3.放置
・外気が寒い場合はラップなどでカバーする。
・染まりやすい人は早めにチェックしながら確認
・室内では光の関係で染まりが暗く見えやすい場合もあるので注意。
4.流し・ブロー
・流す前に少しずつお湯で乳化しながら揉み込む
・ぬるま湯で薬剤をしっかり落とす(髪に薬剤が残っているとダメージの原因)
・カラー用や酸性タイプのシャンプーで洗うとより良い
・髪の毛はこすり洗いしない
・シャンプーはよくすすぐ
・トリートメントなどをつけて髪の毛をにぎるようになじませる
・タオルドライはこすらず抑えるように
・ドライヤーの前に、オイル・ミルクなどを髪の毛全体になじませて乾かす
うまく使えばホームカラーも楽しく便利なものだと思います。
とは、いいつつも、
美容師として、美容室ならではのカラーを
お客様に提供していきますので、ご来店お待ちしております。
笹芳太祐